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HP移転のお知らせ

 本ホームページは2021年4月1日をもって下記に移転いたしました。 https://femizemi.org/
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2回連続講座のお知らせ「国家の性暴力を問うことー中国・黄土の村と日本から」

  中国山西省太原の郊外・黄土高原の乾いた大地に点在する村々に、かつて日本軍による性暴力被害が吹き荒れた。被害にあった女性たちは、その後長い間、被害にあったその場所で、誰もがその被害を知る中で生きてきた。日本軍による性暴力は地域コミュニティを破壊し、女性たちを孤立させた。その爪痕は今でも現地に残っている。日本軍の占領地域では、広範で常態化した戦時性暴力が、慰安所と相互に補完し増幅しあうシステムを形成していた。 1990年代、山西省では被害者が名乗り出、日本政府を相手取って合計3件の訴訟を起こした。「村で胸をはって生きていきたい」「胸の内を吐き出したい」と、闘った女性たちは、日本と中国で多くの人に深い影響を与えた。原告の被害女性が亡くなった今でも、名誉回復を求める闘いは続いている。 裁判では事実認定がついたにもかかわらず、謝罪と賠償の要求は退けられた。国家に性暴力への謝罪を求めることは、当事者にとって、日本社会、中国社会にとってどんな意味を持ったのだろう。現在の私たちが、なぜ多発する性暴力が正しく裁かれないのか、聞く耳を持たない社会に対し被害者が声をあげることの意味は何なのかと思うなら、その問題の根は、きっとここにある。 本講座ではジャーナリストとして被害女性の撮影を続けた池田恵理子さん、研究者として被害証言を聞き、裏付け調査を行ってきた石田米子さんを招いてお話を聞く。 チケット代 一般(1回のみ)    1500円 一般(2回連続券)   2800円 学生/2021年ふぇみ・ゼミ寄付者(1回のみ) 1000円 学生/2021年ふぇみ・ゼミ寄付者通し券  1800円 2021年ふぇみ・ゼミ生(1回のみ)      500円 ※ふぇみ・ゼミ生で2回連続出席する方は、ふぇみ・ゼミパスポート( ふぇみ・ゼミU30のページ で販売中)をご利用ください 開催方法  zoomを用いたオンライン開催(後から配信あり) ※各回の申し込みは、開始1時間前までとさせていただきます。  開始1時間前までに購入をしていただいた方にzoomアドレス・IDをお送りいたします。  大変申し訳ありませんが、それ以降の申し込みの方後日動画配信にて視聴いただく形になり、  zoomアドレス・IDを送信できかねます。  また、それ以前のzoomアドレスの送信はセキュリティの観点からしておりません。  早く

連続学習会のお知らせ「教育を問い直す~ジェンダーと民主主義の視点から~」

これまでも多く行われてきた教育に関する研究・実践で取りこぼされてきた課題は何でしょうか。 私たちふぇみ・ゼミは教育に関し、ジェンダーという視点、そして民主主義という視点こそ重要なのではないかと考えています。 既存の枠組みを踏襲するのではなく、過去の事例を学びながらも、ふぇみ・ゼミならではの視点、インターセクショナリティ(差別の交差性)を取り入れて教育の問題について皆さまと考えます。 ※基本的に【第7回以外】はオンライン、オフラインの両方で開催をする予定ですが、新型コロナウイルスの感染拡大情勢により、講師の方とのご相談をすすめながら決定しご参加の皆様にご連絡いたします。 状況によってオンライン配信のみの開催に変更があった場合、ご来場希望でのチケットをご購入していただいた方に、オンラインご案内いたしますのでご了承ください。 ※ご来場の場合、会場は都内になります。 ※ふぇみ・ゼミ生の通し券販売がないのは、ゼミ生のパスポートが通し券になる為です。  通しで購入されたいゼミ生の方は、ゼミ生専用パスポートをご購入ください。  詳しくはふぇみ・ゼミのホームページで発表いたします。 ※各回の申し込みは、18時までとさせていただきます。18時までに購入をしていただいた方にzoomアドレス・IDをお送りいたします。大変申し訳ありませんが、それ以降の申し込みの方後日動画配信にて視聴いただく形になり、zoomアドレス・IDを送信できかねます。ご了承ください。 お申し込みは以下のリンクからお願いいたします。 https://kyouiku-femizemi.peatix.com/ 【第1回】 日時:3月31日(水)19:00~21:00 『「慰安婦」問題を中学生が学ぶということ』 講師:平井美津子さん 子どもと教科書大阪ネット21事務局長。現在、大阪府公立中学校教諭、大阪大学・立命館大学非常勤講師。専門研究は、アジア太平洋戦争下における日本軍「慰安婦」、沖縄戦研究。著書に、『「慰安婦」問題を子どもにどう教えるか』(高文研)、『原爆孤児 「しあわせのうた」が聞こえる』(新日本出版社)、『サンフランシスコの少女像 ~尊厳ある未来を見つめて~』(日本機関紙出版センター)、『戦争孤児たちの戦後史2』(吉川弘文館)。2020年4月韓国で『「慰安婦」問題を子どもにどう教えるか』が翻訳出版された。 <内容

【ふぇみ・ゼミ緊急企画 #Me Tooと民主主義】1/29「草津の女性町議リコール問題に見るジェンダーと民主主義」

ふぇみ・ゼミでは、【ふぇみ・ゼミ緊急企画 #Me Tooと民主主義】「草津の女性町議リコール問題に見るジェンダーと民主主義」と題して、1/29にオンライン講座を行います。講師はジャーナリストの林美子さんです。 そしてこのイシューについて、そもそも何があったの?という人のために、ふぇみ・ゼミ学生スタッフがおさらいを作りました。このページの最後に載せてあるので、ぜひこれだけでも読んでいってください😆(画像をクリックすると拡大されます) そしてもっと詳しく知りたいなと思ったら、ぜひ講座の方にもご参加ください! 後から配信もございますので、当日都合が合わない方も録画映像をご覧いただけます。 講座の詳細は、こちら( https://femizemi-kusatsu.peatix.com/ )をご確認ください。 2021/01/29 (金)19:00 - 21:00 会場:オンライン チケット 一般  ¥1,500 学生/ふぇみ・ゼミ寄付者 ¥1,000 2020年度後期ふぇみ・ゼミ生 ¥500 お申込み: https://femizemi-kusatsu.peatix.com/view お申込み: https://femizemi-kusatsu.peatix.com/view  

【2020年度秋季ふぇみゼミ】 スタッフ感想リレー(6)

こんにちは!スタッフの S です。 先日 12 月 16 日(水)に、第 3 回目の秋期ふぇみ・ゼミが行われました。   今回は講師に神谷悠一(かみや・ゆういち)さんをお迎えし、「当事者団体の役割と意義 ―政策の実現過程から考えるー」というテーマでお話しいただきました。   神谷さんは、性的指向および性自認等により困難を抱えている当事者等に対する法整備のための全国連合会( LGBT 法連合会)の事務局長を務めていらっしゃいます。また、一橋大学大学院社会学研究科客員准教授としてなど、様々な場面で活躍をされています。   神谷さんが活動されている LGBT 法連合会は、全国 77 の当事者団体・支援団体など様々な団体の連合体で、性的指向及び性自認等により困難を抱えている当事者に対する法整備のための全国連合会です。 2015 年に創設、 2020 年に一般社団法人化されました。役員は総会の決議によって選出された、地域・ジェンダー・セクシュアリティバランスの取れた多様な 5 人からなっています。   LGBT 法連合会は、法律を整備することを目的としていますが、法律をつくるためにはまず立法事実(何が困っているか、何が課題か)が必要です。そこで、相談機関などから声を集めて抽象化した「困難リスト」を作成し、行政や主要政党がこれを参考にしているといいます。   具体的に政策を実現するためには、国会議員との連携が必要で、超党派の「 LGBT に関する課題を考える議員連盟」と連携し、 SOGI 差別禁止法の制定を目指しているそうです。また、政策提言の方法の類型には、「ステークホルダー型」と「個人(有識者)型」がありますが、 LGBT 法連合会はステークホルダー型への適合を企図した連合組織体だといいます。国は1から施策を作ることには限界があり、専門家たちが集まって民主的に決めた意見を知りたいと考えています。また、法律は団体の声でつくるものであり、個人の意見で制定することは邪道であるという考えもあります。よって、「広範な声」を「整理」できる「専門性」が求められるのです。   マイノリティの声を集めて代表するというようなことや、議員と連携するということについて、私はあまり良い印象を持っていませんでした。しかし、今回のお話を聞いてイメージが

スタッフ募集(12/31〆切)

 【ふぇみ・ゼミ スタッフ募集要項】   ふぇみ・ゼミでは下記の通り、 1.UDトーク校正スタッフ 2.動画コンテンツ作成、配信スタッフ 3. 事務所勤務スタッフ のアルバイトを募集します。  希望される方は、 ①希望の職種 ②履歴書(書式自由) ③関連するソフトの使用経験 ④ふぇみ・ゼミへの参加経験の有無と、応募動機、簡単な自己紹介 を添えて、 femizemi2017@gmail.com までご連絡ください。   <募集締め切り> 2020年12月31日 書類審査を通過した方は、面接を行います。面接は1月8日の18:00以降で調整予定。 (会場:赤羽)面接の交通費は支給しません。 尚、面接については感染拡大の状況によって変更の可能性があります。 遠方にお住まいの方などは、zoomなどでの対応を検討します。ご相談ください。   ●UDトーク校正スタッフ アルバイト募集● <時給> 1200円 ※研修中も時給は発生しますが、時給は下がります。 <仕事内容> UDトークによる講演やイベントのリアルタイム字幕校正作業及び、それに伴う関連する事務作業、連絡業務など。 <応募条件> ・基本的に在宅業務ですので、どこに住んでいてもOKです。 ・校正に使うことのできるPC、スマホ、インターネット環境をお持ちの方。 ・ラインや、業務連絡ツールでレスポンスをきちんとできる方。 ・PCを日常的に使用しており、タイピングに問題がない方。 ・講演やイベントの開催時間は日本時間で平日夜18:30以降と土日が多くなります。この時間帯に仕事ができる方を優先採用します。 ・ふぇみ・ゼミに過去参加したことがある方優先採用します。 ・大学学部生歓迎。   ●動画・音声コンテンツ製作、配信スタッフ ● <時給> 1200円~(経験や技能がある方は考慮します。研修が必要な場合、研修期間の時給は下がります) <仕事内容> フェミニズムやインターセクショナリティに関するライブ配信、動画制作、ポッドキャスト制作とその補助、およびそれに伴う関連業務。 <使用ソフト> Adobe Premiere、iMovie、 DaVinci Resolve、GarageBand、Audacity、Photoshop、zoom、OBS studioなど。 <応募条件> ・ジェンダーやフェミニズム、インターセクショナリティに関心

【2020年度秋季ふぇみゼミ】 スタッフ感想リレー(5)

 こんにちは!スタッフのMです。 先日11月13日(金)に、第二回目の秋期ふぇみゼミが行われました! 講師としてお迎えしたのは、神戸薬科大学准教授の小門穂(こかど みのり)さんです。小門さんは、生命倫理学・医療倫理学・科学社会技術論を専門にご研究されており、今回のゼミではフランスの生殖医療をテーマにお話しいただきました。 フランスでは、生殖医療に関する議論は1986年から始まっており、また生殖医療を男女カップルに限定するということが早い段階で定められていたと言います。99年にPACS (Pacte Civil de Solidarité)法が可決されているものの、生命倫理法により独身者や同性カップルの利用は認められませんでした。 フランスでは「男女がいて子が生まれる」という生殖観が根強く残っており、そうした価値観が政策に反映されてきました。しかし現在少しずつ変容してきている段階であるといいます。 その事例として印象に残っているお話は代理出産に関することです。これまでは、外国で代理出産により生まれた子の、フランス国内での親子関係を認めてきませんでしたが、2016年、19年と欧州人権裁判所による判決を契機に、父子関係、及び依頼した女性との母子関係が認められるようになったそうです。 一方でトランスジェンダーカップルと生殖医療に関する事例では、今年の9月に、Mt F女性を「生物学的親」として記載するかどうかの裁判の判決が出て、記載は認められなかったという、まだまだ当事者の希望が通っていないという現実も知りました。 2021年を目標に改正が予定されている生命倫理法の争点は「女性カップルとシングル女性の生殖医療拡大」と、代理出産で生まれた子どもとの親子関係に関するものだそうです。 しかし、生殖医療を男女カップル以外に拡大することに対して、フランス国内では強い反発があるといいます。 日本でもメディアで取り上げられ記憶に新しい、黄色いベスト運動では“家族を守れ”というスローガンが掲げられ批判運動が起こりました。反対派団体では生殖医療を拡大することは「家族を壊すこと」という批判があるそうです。一連のお話を聞き、生殖医療に関する事柄は、生殖医療そのものが持つ複雑性と共に、医療を受ける当事者の中でも男女カップルか、そうでないかという立場での分断や意見の相違が発生するのだということを学びま

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